その後のその後

iOSエンジニア 堤 修一のブログ github.com/shu223

IoT

【書評】Prototyping Lab 第2版 ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ

著者の小林 茂 先生、およびオライリー・ジャパン社より『Prototyping Lab 第2版 ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ』をご恵贈いただきました。 Arduinoを使ったチュートリアル・レシピをまとめたクックブックで、約7年前に刊行された同名の書籍…

【watchOS 3】API Diffsから見る watchOS 3 の新機能 #WWDC2016

世間から「コレジャナイ」と見放されつつある印象のある Apple Watch / watchOS ですが、APIの面では改善して欲しかった点がちゃんと改善されて、個人的にはまた久々に触ってみたくなっています。 以下、「watchOS 3.0 API Diffs」「What’s New in watchOS」…

BLEを利用した汎用ロボットコアユニット「bCore」を触ってみる

バガボンド・ワークスさんが制作・販売されている「bCore」というハックしがいのある楽しいデバイスを紹介させていただきます。 サイトには「汎用多目的超小型リモコンロボットコアユニット」とあります。少し噛み砕くと、スマホからBLEでモーターとサーボを…

フリーランス2年目の振り返りと反省

2014年2月に独立して、ほぼ2年が経ちました。今日は大晦日ということで、2015年の仕事やらプライベート活動やらを振り返ってみたいと思います。 仕事 今年は全部で13社の開発をお手伝いさせていただきました。 ウェアラブルトランシーバー BONX 【制作実績】…

【制作実績】ウェアラブルトランシーバー「BONX」のiOSアプリ開発をお手伝いしました

年初からずーーっと水面下で開発を手伝ってきたプロダクトがついに本日発表になりました!スポーツシーンで複数の仲間とコミュニケーションを取るためのデバイス&アプリ、 『BONX』 です!本日より「GREEN FUNDING Labl」にてクラウドファンディング開始し…

新しい楽器をつくるハッカソン「Play-a-thon」に参加してきました

つい10日ほど前に TechCrunch ハッカソンに参加した件について書いたばかりですが、実は今月の6(木)、7(金)、21(金)、24(月)と何と4日間、しかも平日(!)*1 という日程で、「新しい楽器をつくる」というコンセプトのハッカソン、その名も「Play-a-…

【勉強会資料】BLEとは何か/BLEの実例

昨日、都内のとある企業のクローズドな勉強会で、Bluetooth Low Energy (以降、BLE) 関連の話をしてきました。 僕に直接声がかかったわけではなく、知り合いのエンジニアが IoT について講義を任され、その方からBLEまわりについて話してくれないか、という…

真鍋大度さんとの初仕事 "music for the deaf" 振り返り

昨日「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」の特別イベントとして、 SOUL FAMILY × 真鍋大度 + 石橋素 + 照岡正樹 + 堤修一 名義で、『music for the deaf プレゼンテーション』を行いました。 先日書いた記事『音楽に合わせて電気を流すiOSアプリ - その後の…

音楽に合わせて電気を流すiOSアプリ

先日『2014年5月〜7月にやったお仕事のまとめ - その後のその後』でちらっと書いたのですが、最近のお仕事のひとつとして、音楽に合わせて電気を流すアプリを開発しています。 (開発中の風景 in 新幹線) 4ch の電極を持つ電気刺激デバイス(通称ピリピリデ…

自作iOSアプリで制御できるロボット、Romo のハッカソンに参加してきました

本日 HUB Tokyo にて開催された『iPhone x ロボットハッカソン 大人の夏休みの自由研究 〜Romoで絶対起きられる目覚まし時計を作ろう〜』と題されたハッカソンに参加してきました。 Romo とは? http://www.romotive.jp/ Romo(ロモ)はiPhoneなどで動く「体…

【iOS8】いますぐ試せる HealthKit & HomeKit

iOS 8 の新機能の中でも個人的に気になったのが HomeKit と HealthKit。でも何ができるのか、実際どうやって使うのか、どこまでAPIが開発者に公開されてるのか、発表だけ聞いてもいまいちピンと来ません。 実際に自分で試してみるのが一番です。 そんなわけ…

iOSエンジニア in ハードウェア・プロジェクト

本日開催された「yidev 恵比寿勉強会」にて、 ハードまわり(メカや電子回路)の知識やスキルを持たない iOS エンジニアが、ハードウェア関連プロジェクトにどのような立ち位置で関わるのか、という内容の発表をしました。 一般論ではなく、あくまで僕が入っ…

【改訂版】BLE112 / 113 の開発環境を Mac に構築する

iOSデバイス同士とか、既製プロダクトと BLE で通信する場合は Core Bluetooth フレームワークが扱えれば問題ないのですが、新規でウェアラブルデバイスや、iOSと連携する何らかのガジェットとかを開発しようとすると、プロジェクト内の立場上は「iOS エンジ…

BLE112 / 113 の開発環境を Mac に構築する

【2014.4.21追記】本記事は、(記事内にもある通り)不要な手順や推奨できない手順が混じっているので、改めて下記URLに書き直しました。 【改訂版】BLE112 / 113 の開発環境を Mac に構築する 以下は、記録として残しておきますが、正しい手順としては上の…

コネクタを挿すだけで電子工作!GROVEシステムのセンサ・アクチュエータのまとめ

konashi + GROVE拡張ボード、あるいは Arduino + ベースシールド を使うと、 コネクタを挿すだけ でセンサやアクチュエータを使用した回路を作成できるようになります。 ハンダ付けやブレッドボード上で回路を組む必要がないので、本格的なハードの開発はハ…

【iBeacon】Estimote iOS SDKがついに温度センサと加速度センサをサポート

iOS7リリース当初は「iBeacon といえば Estimote」ぐらいの存在感を発揮していたものの、 技適とってなくて日本国内で使えない 高い SDKのソースが隠蔽されている SDKはそもそも Core Location のラッパーぐらいの機能しかなくて使う理由がない 加速度センサ…

複数のWiFi設定を保持しIRKitにセットできるユーティリティアプリをつくりました

IRKit は基本的に家に据え置きで使うことが想定されたプロダクト設計になってますが、自分の場合はいろいろと仕事で使う場面が多く、家とコワーキングスペース、その他別の作業場所など、使う場所がコロコロ変わります。 で、IRKitは軽くて小さいのでデバイ…

【MFi取得済】kontakt.io のビーコンモジュールについての調査

ちょっと所用で、 kontakt.io について急造で調べてみました。調べた、といってもデバイスが手元にないので、主に公式サイトから。 kontakt.io の特長 kontakt.io ってもともとあんまり情報がなくて、 http://amyu.hatenadiary.com/entry/2014/01/25/173245 …

iBeacon関連の最近のニュースとか技術情報とか

最近 iBeacon まわりの情報をあまり追えてなかったので、ざざっとニュースとか技術情報に目を通してみました。 ニュース、導入事例など 「iBeacon」に対応したスタンプラリー『Sitekicker+ for スタンプラリー』を発売 | ニュース | DNP 大日本印刷 大日本印…

Estimote Beacon をリバースエンジニアリング

Estimote のビーコン、「2014年初頭にはSDKから加速度センサや温度センサの情報にもアクセスできるようになる」って言ってた *1 のでずっと楽しみにしてるのですが、まだその気配がありません。 で、最近 Core Bluetooth のプロファイルまわりをいろいろ調べ…

konashiをSDKなしで使う

konashiは親切にもドキュメントでサービス(Service)やキャラクタリスティック(Characteristic)の仕様を公開してくれているので、 konashi - Documents オフィシャルに提供されている iOS SDK を使わなくても、Core Bluetoothから直接接続・通信すること…

家電を自由に操作するiOSアプリがつくれる『IRKit』

カヤック時代の恩師 maaash 氏 *1 が、IRKitという新デバイスを個人で開発(!)して、本日よりAmazonで販売を開始しました。 IRKitposted with amazlet at 14.01.14maaash.jp Amazon.co.jpで詳細を見る このIRKitをつかうと、家電を操作するiOSアプリを好き…

iBeaconに関してAppleの公式ドキュメントに書かれていたこと

"Location and Maps Programming Guide" というCoreLocationとMapKitまわりのApple公式のプログラミングガイドがあり、そこにはiBeaconまわりの情報が詳細に載っているのですが、いつも更新が遅い(もしくは更新されない)印象がある日本語版にも早々にこの…

iBeaconの実装に役立つ記事の逆引きリファレンス

iBeacon関連のAPIはそんなに多くなく複雑でもないので、実装の参考になる日本語記事はわりと出そろっている *1、という印象を個人的には持っています *2。 というわけで、 こういうことをやりたいときはここを見ろ! という逆引きリファレンス的な切り口で …

シリアル通信クラス ofSerial のソースをのぞいてみる

なにやらハード/デバイスの世界では、外部連携するのにシリアル通信を用いることが多いようです。たとえば、Arduino がそうだし、ロボットアームとかもシリアル通信で動きのデータをリアルタイムにやり取りするものもあるらしいです。 シリアル通信が「シリ…

BLEデバイスと技適 〜EstimoteのBeaconsを使うと逮捕されるのか〜

という発表を、本日クックパッドさんのTips共有会 "potatotips" *1 の第2回でしてきました。 BluetoothLEデバイスと技適 〜EstimoteのBeaconsを使うと逮捕されるのか〜 Tipsというか、 個人輸入したBLE対応デバイスの技適の取り扱いに関して、識者の方々に相…

『iOSアプリと連携させて使えるデバイスたち』という連載を始めました

今日から、gihyo.jpで新しい連載が始まりました。 『iOSアプリと連携させて使えるデバイスたち』 というタイトルで、 iOSアプリと連携させるためのSDKや、Web APIが用意されているデバイスを紹介していこうと思っています。 iPhoneやiPadは,あたりまえです…