その後のその後

iOSエンジニア 堤 修一のブログ github.com/shu223

iOSDC2017で「飛び道具ではないMetal」という話をしました #iOSDC

9月15日〜17日の3日間にわたって開催された iOSDC Japan 2017 にて、「飛び道具ではないMetal」と題して登壇させていただきました。


発表資料はこちら・・・と普段ならここでスライドを貼るところですが、その前に、「あーMetalね。関係ないや」と思われた方。今回はむしろそういう方向けです。MetalのAPIを直接たたくことはなくても、UIKitの下回りでもMetalが使われていて、間接的に誰もがMetalの恩恵を受けています。今日はお祭りなので、そんなMetalにちょっと目を向けてみませんか・・・と、そういう内容です。「Metalをさわったことない人が、Metalについてわかった気になれる」というところをゴールとして設定して発表を構成しました。(そういう切り口でもないと、誰も興味がない話になってしまうので。。)




CfPに書いた内容はこちら。

WWDC17でもMetalのセッション会場は閑古鳥が鳴いてました。Metalって3Dゲームとかカメラアプリとかのトリッキーなエフェクト用でしょ、うちには関係ないなぁ・・・と思われている方も多いかもしれません。しかし、UIKitの下回りもMetalですし、色んな所で実はMetalは暗躍しています。そんなMetalにもっと多くの開発者に興味を持ってもらうため、非ゲーム・非カメラアプリ開発者にも関係しそうな切り口からMetalやGPUについて紹介してみたいと思います。


以上、前置きが長くなりましたが発表資料はこちらです。




今日公開されたばかりの動画がこちら。たった15分の短い発表なので、ぜひ見てみてください。


当日の様子・いただいた感想

絶対みんなこっち見に行くだろーっていうセッションが裏にあり、コアなMetalユーザがパラパラと来るだけだったらどうしよう・・・と思ってたのですが、ありがたいことに多くの方に来ていただけました。




こういう反響をいただきました。







あとNextstep.fmというPodcastで、sonson氏が『Metal書いたことなかったけど、「こういう感じなんや―」っていうのがわかってよかった』と言ってくれてました。



多くの方に期待した感じで伝わったようで良かったです。

お知らせ1: Metalについて書いた本が出ます!

ARKitの章とMetalの章を担当しました。


Metalの章は、新機能というよりどちらかというとゼロから入門するところに力を入れて書いています。また別記事で詳しく書きたいと思います。今日か明日にでもクラウドファンディングで購入された方々にはβリリースされて、近いうちに一般販売開始とのことです。

お知らせ2: try! Swift 2018に登壇します!

本日発表になりましたが、ついに念願かなって来年のtry! Swiftに登壇させていただくことになりました。



あと4ヶ月、ネタを推敲して臨みます!