2023年6月にエンジニアに戻った 際に意識したのは、エンジニアとしてのリハビリと実績の積み直しでした。
エンジニアの実績としてはここ数年停滞気味であると自覚しているので、また初心に帰ってコツコツと勉強と技術発信のサイクルをしっかり回していきたいと思っております。
2024年もそこは意識してやってきたので、今年1年の発信活動をまとめておきたい 1 と思います。
(2024.12.25更新)
目次:
登壇:計14本
3月
- ローカルLLM on iOS の現状まとめ
- Mobile勉強会 Wantedly × チームラボ × Sansan #13
- 動画: ローカルLLM on iOSの現状まとめ - YouTube
→ LLMまわりについて全然キャッチアップできてないところから、この登壇準備を機に一気に理解が進み、日々進化する生成AI界隈の出来事も追いやすくなった
→ 「リアルタイムグラフィックスの数学 - GLSLではじめるシェーダプログラミング」という書籍が面白かったので、iOSの実装に落とし込んで発信につなげた。Metal/MSLの復習にもなった。
5月
→ リアルタイム画像理解のデモの評判がよく、GenAI-Samplerをつくることに繋がった
6月
7月
→ iOSDCと並んで今年準備に時間をかけた登壇
→ 後述するOgaiki Mini Maker Faireに出した「TOTOC + DockKit」に繋がる
8月
→ 登壇ドリブンで勉強したのだが、地図・位置情報の世界は面白い。また新しい世界が開けたように思う。
9月
→ 9月も引き続きGISまわりを掘っていた
11月
→ 個人開発アプリChopperの中身の解説。波形処理パートはもうちょっと丁寧に説明すればよかったか
→ WWDCの時期に調べていたApp Intents / Apple Intelligenceまわりについてやっと手を動かすことができた
技術記事:計123本
記事を列挙すると冗長になるので、数だけ。
- Zenn: 36本
- note: 73本
OSS
→ 「生成AI系の新しい何か」が出てくるたびに、試した実装をここに追加していくplayground的な場としてつくったのだが、興味の対象がGISだったりあちこちに分散してしまってあまり育てられなかった。
→ もともとGLSLの本を読んでいて、手を動かして血肉にしたいなと思ったのでMSLに移植。OSSとして公開までできたので満足。
→ Apple Vision Proデベロッパラボで実機確認しつつ実装していたものを、Vision Pro発売とともにOSSとして公開したもの。
その他発信関連
Mini Maker Faire Ogaki出展
「労働集約からの脱却」本の無料化
技術書の個人出版やOSS等々、エンジニアとしてどう「非」労働集約な収益を生み出せるかの試行錯誤をまとめた書籍を昨年書いたのですが、そちらを無料化しました!よかったらシェアやLikeいただけると嬉しいです。
— 堤修一 / Shuichi Tsutsumi (@shu223) October 29, 2024
エンジニアのための「労働集約からの脱却」入門https://t.co/TwjcA2orqi pic.twitter.com/IztK0qBy8n
総括
- 登壇を中心に、AI/ML, GIS, シェーダー、音声処理等、多方面にわたって興味のある技術のキャッチアップができた
- こういった場を用意してくださるイベント主催者やコミュニティの皆様に感謝
- 一方で登壇準備で忙しく、手を動かす時間が減ってしまうという本末転倒な面もあった
- 素振りばかりしていて試合にでていない状態
来年は手を動かすことを優先しつつ、発信はあくまで技術研鑽をドライブする手段としてうまくバランスをとってやっていきたい。
- 本ブログを自分でもたまに読み返すことがあるのですが、振り返り・実績まとめ系の記事を読むといろいろと思い出してエモい気持ちになれるので、(他者に向けた発信の意味だけでなく)将来の自分のためにも非常におすすめです。↩