先日、個人開発アプリ「TOTOC」のソースコードの入ったGitHubリポジトリへのアクセス権を販売しますという記事を書いたのですが、
その翌日にクラスメソッドさんからお問い合わせいただき、なんとその日のうちに商談成立🎉
クラスメソッドさんがそのあたりの経緯について爆速で記事を書いてくれました。
ほぼここにある通りなのですが、僕視点からも経緯や、今後の展望について書いておこうと思います。
経緯
時系列はクラスメソッドさんの記事にある通り。
- 10/22 9:30 堤さんの記事を見て、面白そうなチャレンジということで、Slackのtimesチャンネルに放流
- 10/22 10:00 エンジニアから反応あり、堤さんに連絡.16:00からZoomでMTGのアポを取る
- 10/22 16:00 ざっくばらんに今回の件についてお互いの期待値を伝える
- 10/22 16:30 商談成立
DMでのやり取りはこんな感じでした 1。
みんなご存知のクラスメソッドさん。僕側からの懸念は何もありません 2 。30分ほどですぐに話がまとまりました。
しかもこのあたりの話が早いw
(MTGにて)
— Shuichi Tsutsumi (@shu223) 2021年10月22日
「1社目はクラスメソッドって言っていいですよ」
「早いほうがおもしろいから今日いいましょう」
さすがクラメソさん...🥺
所感
本当に全く需要がないかもと思っていたので、具体的にどの会社さんから問い合わせがくるとも予想していませんでした。
で、そこにクラスメソッドさんから連絡がきたとき、「なるほど〜!」とめちゃくちゃ腹落ち。
- 決済権のある人(おおはしさん)はエンジニア出身で、僕の事も知ってくれている。一緒にお仕事をしたこともある。 → 最速で決断できる
- クラスメソッドさんといえば技術ブログ。エンジニア文化、エンジニアの発信、マネタイズ手段etc.に非常に理解がある(なんせZennの運営会社だし)
- 今回のコンセプト(エンジニアの新しいマネタイズ手段の可能性)に共感してくれている
意外だったのは、ミーティングで、 「コードの解説、サポート付きプランとかじゃなくても時給でやりますよ」と言ったら、
解説もないコードをみんなで読み解くのが新しい体験としておもしろい気がするから解説はいらないです
的な反応をいただいたことだった。(あとから答え合わせで解説してもらうのはありかもという話もあった)
ソース売ります記事を書いた時点では、需要があるとすれば自社アプリに同様の機能を追加したい企業からだろうなと思っていて、サポート必須でセミ受託開発みたいになるのかなと想像していたので、この観点は目からウロコでした。
ソースコード共有に向けてやること
1件も売れない可能性もあったので、告知記事は書いたものの、売るための準備はとくに何もしていませんでした。
とりあえずやる必要があるのは以下:
コードやコミット履歴はあえてそのまま出そうかと。
恥ずかしいコードも、適当なコミット履歴もぜんぶそのまんまお届けするつもりです。そういうリアリティにもまた価値があると思う。
— Shuichi Tsutsumi (@shu223) 2021年10月22日
しかし今後の個人開発で「これをまた人に見せるかもしれない」が常に頭をかすめるのは間違いない😊 https://t.co/aiof2zctCO
この試みの先にある未来/今後の展望
ソースコード販売はじめましたツイートにもちょこっと書きましたが、
エンジニアの技術のマネタイズ手段、給与/受託/書籍/個人開発で一発当てる等々いろいろあると思いますが、こういうパターンももしかしたらあるのではと...
この試みが成立するとエンジニアの選択肢が増えると思っています。
一発当たらない個人開発でもマネタイズできたら、需要や収益性にとらわれずもっと好きなようにモノ作りできるんじゃないかと。3
とはいえ今回はクラスメソッドさんが応援の意味も込めてお買い上げいただいたというラッキーパンチの側面が強く、 現時点ではまだこのマネタイズ手段の再現性もサステナビリティも成立していないことは重々承知してます。
平たくいうとクラスメソッドさんに続く需要があるイメージがまだ持てていない。
ここらへんは引き続き模索していきたいと思います。
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こちらのスクショは掲載許可をいただいています。↩
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技術情報発信でもこれをやろうとして(ニッチな技術の情報発信でもちゃんと収益が出るように試行錯誤した)、一定の成果は出た: ニッチな技術書を書いて #技術書典 に出展してみたら想像以上に需要があった話 , 技術書を速く書くためにやったこと↩