現在の最新開発環境である Xcode 8、Swift 3 対応のiOSアプリ開発入門書『iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift』を、著者の諏訪様・出版社のSBクリエイティブ様よりご恵贈いただきました。
昨年12月に発売されたばかりで、Amazonで購入できます。Kindle版もあります。
SBクリエイティブ
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他の入門書との違い
iOSアプリ開発の入門書は数多出ているわけですが、本書の特長としては、表紙にも、[著者の諏訪様による紹介記事](http://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/wrote-swift-book/)にも
何がわからないか? に対して真摯に向き合い、熟考し、執筆しました。
とある通り、解説がめちゃくちゃ丁寧です。
たとえば、iPhoneアプリ開発を行うためには、プログラミング言語であるSwiftを学ぶ必要があるわけですが、その前段階として、
- 「プログラムとは」
- 「プログラミング言語とは」
- 「コンピュータがプログラムを理解する仕組み」
- 「iPhoneアプリ開発のためのプログラミング言語『Swift』」
と、Swiftを学ぶ理由に至るまでを順を追って、実に丁寧に説明してくれます。
そしてなんとも図表/イラストが豊富!
(この丁寧さ、「読者を絶対に突き放さないぞ!」という著者様の意志を感じます)
オールカラーで、ほぼ全ページに図が入っています。
あと素晴らしいと思ったのがこういうところ。
ソースコードについての解説、普通の技術書では、インラインのコメントで済ませちゃうと思うんですよ。こういう感じで。
// Carクラスをインスタンス化し、プロパティに値を代入する let car = Car() car.mileage = 200 car.usedFuel = 10 // FuelEfficiencyプロトコルに準拠したインスタンスとして扱う ・・・(ソースコード省略)
それを上の写真にあるような感じで全編でソースコードの要点を図っぽく示しているところ、これは実に手間暇かかってるなーと。
そして、筆者の諏訪さんは超有名なクラスメソッド社の技術ブログで非常に多くの投稿(累計406投稿!)をされている方なので、文章が非常に読みやすいです。
Amazonのレビューにもこう書かれていました。
外国人の私でもす一回でわかるぐらいのやさしい日本語で書いています。とてもわかりやすいです、プログラミング経験ゼロの方にオススメです。
目次
- CHAPTER01 プログラミングの基礎知識
- CHAPTER02 プログラミングを始めるための準備
- CHAPTER03 Swiftの基本的な文法
- CHAPTER04 Swiftとオブジェクト指向プログラミング
- CHAPTER05 Swiftの発展的な文法
- CHAPTER06 iOSアプリ開発入門
- CHAPTER07 iOSアプリ開発レシピ
- Recipe01 電卓アプリ
- Recipe02 タイマーアプリ
- Recipe03 マップアプリ
- Recipe04 図鑑アプリ
- Recipe05 写真ビューアアプリ
それぞれの詳細については、著者様ご自身による解説記事に詳しいです。
まとめ
最新の Xcode 8 / Swift 3 対応のiOSアプリ開発入門書「iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift」を紹介させていただきました。気になる方はぜひAmazonの「なか見!検索」で試し読みしてみたり書店でチェックしたりしてみてください!
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