その後のその後

iOSエンジニア 堤 修一のブログ github.com/shu223

Swift

ARKitのサンプルコード集「ARKit-Sampler」を公開しました

iOS 11のリリースと同時に、ARKitのサンプル集「ARKit-Sampler」をオープンソースで公開しました。 ARKit Sampler ソースコードは GitHub に置いてあるので、ご自由にご活用ください。 https://github.com/shu223/ARKit-Sampler 使用言語はSwift 4.0です。 A…

iOSの技術書をクラウドファンディングで執筆します - 共著者8人の紹介 #peaks_cc

「PEAKS」という技術書のクラウドファンディングサービスで、今日から9人の執筆陣によるiOSの解説書「iOS 11 Programming」のファンディングが始まりました。 PEAKS(ピークス)|堤 修一, 吉田 悠一, 池田 翔, 坂田 晃一, 加藤 尋樹, 川邉 雄介, 岸川 克己,…

【iOS 11】ARKitについてWWDCのラボで聞いてきたことのメモ

iOS 11から追加された、AR機能を実装するためのフレームワーク「ARKit」についてWWDCのラボ(Appleのデベロッパに直接質問できるコーナー)で聞いたことのメモです。注目のフレームワークなので行列ができてましたが、丁寧に色々と教えてくれたので、忘れな…

API Diffsから見る iOS 11 の新機能 #WWDC17

今年はWWDC会場よりお送りしております。特に何も期待しないまま参加したのですが、開発者的には非常にワクワクする発表がたくさんありました。 基調講演の内容からではなく、ベータ公開されたiOS Dev CenterのAPIリファレンスを見て、個人的に/開発者目線…

Swiftの各機能が「なぜ」存在し「いつ」使うべきかを解説した技術書 - Swift実践入門

著者の石川さん、西山さん、およびWEB+DB PRESS plus様より、『Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語』をご恵贈いただきました。 Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 (WEB+DB PRESS plus)posted with amazlet at 17.0…

【書評】iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift

現在の最新開発環境である Xcode 8、Swift 3 対応のiOSアプリ開発入門書『iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift』を、著者の諏訪様・出版社のSBクリエイティブ様よりご恵贈いただきました。 昨年12月に発売されたばかりで、Amazonで購入できます。Kindle版…

iOS/MetalのシェーダをWebGL/GLSLから移植する

Metalでグラフィック処理を行うにしろ並列演算を行うにしろ、GPUに処理をさせるためのシェーダを書かないといけないわけですが、これがまだ情報が少なくて、「こういうシェーダを書きたいんだけど、誰かもう書いてないかな・・・」というときに参考になる近…

iOS 10の新機能のサンプルコード集「iOS-10-Sampler」を公開しました

iOS 10でも大量のAPIが追加されました。が、新しいAPIはどう使うのか、実際に何がどこまでできるのか、といった具体的なところが、英語のドキュメントやWWDCのセッション動画をながめているだけだと正直あまりピンときません。やはり実際にコードを書いて動…

【iOS 10】Speechフレームワークで音声認識 - 対応言語リスト付き

iOS 10のドキュメントが公開された当日に書いた下記記事で、最も反響が大きかったのが音声認識APIでした。 http://d.hatena.ne.jp/shu223/20160614/1465862051 今回公開された SiriKit(Intents / IntentsUI)とは別のフレームワーク、Speech Framework とし…

【watchOS 3】API Diffsから見る watchOS 3 の新機能 #WWDC2016

世間から「コレジャナイ」と見放されつつある印象のある Apple Watch / watchOS ですが、APIの面では改善して欲しかった点がちゃんと改善されて、個人的にはまた久々に触ってみたくなっています。 以下、「watchOS 3.0 API Diffs」「What’s New in watchOS」…

【iOS 10】API Diffsから見る iOS 10 の新機能 #WWDC2016

タイムラインでは「つまんねー」「Apple終わってる」「ジョブズがいればこんなことには・・・」という落胆の声をたくさん見かけましたが、"iOS 10.0 API Diffs" や "What's New in iOS" 等のプレリリースドキュメントを見ると今回も新しい機能が数多く追加さ…

「本気ではじめるiPhoneアプリ作り」の紹介/iOSアプリ開発の勉強法について

Yahoo!のiOS黒帯エンジニア、西さん(および SB Creative さま)よりご献本いただきました。 『本気ではじめるiPhoneアプリ作り 黒帯エンジニアがしっかり教える基本テクニック』というタイトルで、環境構築からアプリのリリースまでをカバーした実践的入門…

try! Swift振り返り/英語/国際カンファレンス #tryswiftconf

国内初のiOSの国際カンファレンス「try! Swift」に全日程(3日間)参加してきました。技術的な振り返り(復習)は別記事でやるとして、ここでは感想的なものを。 (今回の主催者であり、Natasha The Robot / This Week in Swift の中の人、ナターシャさんと…

Sketch買ったばかりのプログラマがアイコンデザインに挑戦してみたメモ #tryswiftconf

「try! Swift」2日目のセッション "Live Design:" (日本語タイトル:ライブデザイニング)で、Sketchを使ってサクサクとアイコンをつくっていく過程を見て、 Sketch使いやすそう。買おう。 #tryswiftconf— Tsutsumi Shuichi (@shu223) 2016年3月3日 と思い …

「try! Swift」1日目の復習 #tryswiftconf

iOSのカンファレンス「try! Swift」がいよいよ昨日から始まりました。恥をさらすようですが、半分ぐらいのセッションでリアルタイムについていけませんでした。。 ので既に上がっている発表資料やレポート記事を参照しつつ復習をしていこうかと。(WWDCもリ…

ドイツのSwift勉強会「swift.berlin #14」参加レポート #swiftberlin @swiftberlin

所用でドイツはベルリンに来てまして、1/18に開催されたSwiftのミートアップ「swift.berlin」に参加してきました。 つい最近まで猛烈に英語に対して苦手意識があり *1、WWDC等でサンフランシスコ周辺に行く機会があってもあまりミートアップには参加してこな…

Swiftで書かれた人工知能・機械学習ライブラリ「Swift-AI」をiOSで動かしてみる

全編Swiftで書かれたオープンソースの人工知能/機械学習ライブラリが出てきました。その名も「Swift-AI」。 https://github.com/collinhundley/Swift-AI デモが入っていて、こんな感じで手書き文字認識してくれます(詳細は後述します)。 今のところ iOS …

Classic Bluetooth について iOS アプリ開発者ができること

Bluetooth Low Energy については Core Bluetooth で色々と制御できますが、Classic Bluetooth(以降クラシックBT)については基本的に開発者は制御できません。 *1 そう、確かにアプリ内からクラシックBTデバイスと接続したり、データを送るとか送らないと…

RSSI と TxPower からビーコンとの距離および近接度(Proximity)を推定する

先日、Eddystone の使いどころについて書いた記事で、iBeaconと比較した場合の利点のうちのひとつは「カスタマイズ性」(=自前実装が可能)であると書きました。 *1 http://d.hatena.ne.jp/shu223/20151201/1448937136 この場合、Core Bluetooth を使って、…

Eddystone と iOS - その2: 実装編

その1 では iOS アプリ開発者から見た、Eddystone を採用するメリット・デメリットについて書きました。本記事は実装編として、Core Bluetooth を用いた Eddystone 検出機能の実装方法 をポイントをかいつまんで紹介したいと思います。 なお、本記事では Cor…

Eddystone と iOS - その1: iBeacon と比較したメリット・デメリット

2015年7月にGoogleから発表されたビーコン規格、Eddystone。「Eddystoneとは?」という概要については既に多く出ている他の解説記事にお任せして、iOS アプリ開発者から見た、Eddystone を採用するメリット・デメリット や、仕様をパッと見ただけではわから…

Core Imageを用いたリッチな画面遷移アニメーション

昨日、クラスメソッドさん主催の勉強会『iOS 9 週連続 Bootcamp!2週目』にて登壇させていただきました。 Core Image Tips & Tricks in iOS 9 from Shuichi Tsutsumi タイトルにある "Tips&Tricks" はWWDCのセッション名でもたびたび使われている用語で、Tri…

【正式リリース】watchOS 2 の新機能のサンプルコード集『watchOS-2-Sampler』を公開しました

昨日、ついに watchOS 2 が正式リリースされました。開発者待望のネイティブ動作するウォッチアプリ対応バージョンです。このアップデートに伴い、WatchKit には多くの機能が追加され、ClockKit や WatchConnectivity 等の新しいフレームワークも登場しまし…

iOS 9 の新機能のサンプルコード集『iOS-9-Sampler』を公開しました

iOS 9 でも大量の新機能が追加されましたが、新しいAPIはどう使うのか、実際に何がどこまでできるのか、といった具体的なところが、英語のドキュメントや動画をながめているだけだと正直あまりピンときません。やはり実際にコードを書いて動かしてみるのが一…

iOS 9、watchOS 2 技術記事のまとめ

今年はWWDC後の勉強会も多く開催され、正式リリースを前にして iOS 9、watchOS 2 の技術情報が既に多く出てきています。あとでキャッチアップしよう、と思ってたらいつの間にかかなりの記事がたまってきたので、ここらへんでいったん整理しておこうと思いま…

watchOS 2 の Core Graphics は何ができて何ができないのか #potatotips

本日開催された、「【第19回】potatotips」にて、watchOS 2 における Core Graphics について発表をさせていただきました。 Core Graphics on watchOS 2 from Shuichi Tsutsumi 概要 watchOS 1 では Core Graphics が使えなかったので、次のような UI を実現…

Audio Unit Extensions 〜オーディオエフェクトのアプリ間共有〜

昨日開催された「WWDC2015報告共有会@ネクスト」にて、iOS 9 で追加された新しい Extension Point のひとつ、「Audio Unit Extensions」についてLTをさせていただきました。 Audio Unit Extensions 〜オーディオエフェクトをアプリ間で共有〜 from Shuichi T…

watchOS 2 新機能の細かい話5つ #potatotips

本日、potatotips #18 という iOS / Android の開発Tips共有会(勉強会)で標題の発表をしてきました。 watchOS 2 新機能の細かい話 from Shuichi Tsutsumi 概要 つい先日ブログに書いた、watchOS 2 のサンプルコード集「watchOS-2-Sampler」 http://d.haten…

watchOS 2 の新機能のサンプルコード集『watchOS-2-Sampler』を公開しました

(2015年10月追記)watchOS 2 正式リリースに伴い、各サンプルのスクショ付きで新たに紹介記事を公開しました: http://d.hatena.ne.jp/shu223/20150923/1442960805 以下はベータリリース時の古い記事になります。 先週の WWDC15 にて watchOS 2 が発表され…

殺しても死なないアプリ 〜Core Bluetooth の「状態の保存と復元」機能〜 #potatotips

昨日、第17回 potatotips という iOS / Android の開発Tips共有会(勉強会)で標題の発表をしてきました。 殺しても死なないアプリ 〜Core Bluetooth の「状態の保存と復元」機能〜 from Shuichi Tsutsumi 概要 Core Bluetooth のバックグラウンド実行モード…