その後のその後

iOSエンジニア 堤 修一のブログ github.com/shu223

2014年の目標

昨年は海外で働くという自分にも他人にもわかりやすい目標がありましたが、今年はややぼんやりしています。断片的にはいろいろあるけど、「海外で働く!」みたいに明快で大きいものがない


なのでこの記事を書いてみようとしつつまとまりそうにないからやめとこう、と見送りそうになりましたが、ぼんやりしてるときこそちゃんと書き出した方がいいと思い直し、とりあえず今頭の中にある断片を書いていくことにします。順不同。

1. 連載を書籍化する

gihyo.jpでの連載執筆を加速させて、書籍化まで持っていきたい。

ある程度の分量は必要ですが、書きたいデバイスの数だけで言うと既にそれぐらいはあります。


でもなかなか書けなくて、連載開始2ヶ月経ってまだ2回分のみ。早く書かないと、既に書いた部分が古くなってしまうので、できれば

  • 週1ペースで書いて2月末までにプラス6記事
  • そこから書籍化に向けた加筆作業に入る

ぐらいの感じで進めたい。ただ生活の柱にはならないので、他のメイン業務に容易に割り込まれてしまうのが悩みどころ。スキマ時間にちょっとずつ書き進められるような仕組み化を考える。

2. 勉強→ブログの流れをもう一歩前進させる

  • 興味のある技術を勉強する
  • → ブログに書く
  • その技術を使ったミニマルなアプリをつくってリリースする

という流れをつくりたい。


理由の一つとしては、自分でアプリを考えて、リリースするということをもっと継続的にやっておきたいなと。アイデアを考える脳みそは使い続けてないとすぐに腐ってくるし、アプリをリリースしたときに感じられる空気感とかはすぐに古くなるので。


もうひとつの理由は、「興味のある技術を勉強する」をちょっとでも収益化すること。ブログに書いてもあまりお金にならないし、すぐに仕事に使えるものばかりでもないので。


あとアプリ考えたりつくったり出したりするのはやっぱり楽しい、というのもあります。

「結局やらない」対策

アプリを出すときに不可避かつ面倒なのが、

  • アイコンデザイン
  • スプラッシュ画面のデザイン
  • AppStore文言

といったものを用意する作業。


このあたりのことを思い浮かべると、面倒だなーと思ってGitHubで公開して終わり、になってしまうので、

  • 配色やらフォント選びだけでワンパターンでできるようにする
  • クラウドワークスみたいなサービスに出す

みたいに、とにかく実行するにあたって心理的障壁を感じないようにする仕組みづくりが必要。


そんな考えもあって iOS7 Sampler のアイコンデザインを募集してみたりしてます。

3. 個人でKindle書籍出版

仕事で使う予定もないし、個人アプリで使う予定もない。でも興味はある、という技術ネタを、単にブログに書いて終わり、ではなくちょっとでもマネタイズしたいというのはずっと思っていて、出版社からちゃんとした本として出すのはプレッシャーやハードルが高いので、そういうものをまとめた寄せ集めTips本をKindleで個人出版してみたいなと。


自分が興味を持ったネタは自分以外にも興味がある人はいるはず。儲かりはしないだろうけど、自分の勉強になるからやって損はない。


連載と同様、進め方が課題なのであとで考える。

4. 「旅するプログラマ」構想

カヤックに入る前にカヤックの制度で惹かれたもののひとつが、「旅する支社」というもの。

鎌倉に本社を置く、面白法人カヤックですが、
ネット環境を整えれば、沖縄でもアメリカでも、
どこででも仕事ができることを証明します。


単純な話、いろいろなところに行く/住むのって楽しいわけでして。。


で、アメリカで2年ぐらいは働くぞと思って鎌倉のアパートも解約して家具も処分したのですが、わずか数ヶ月で帰国することになったので、幸か不幸か住所がよくわからないことになってます。


こういう状況(ちゃんとした家と家具がない)ってなかなか意図してつくれるものじゃないので、「いろんなところを転々としつつ仕事をする」といういつかやりたいと思っていたことを実行に移す絶好のチャンスなんじゃないかと。

寒い冬を暖かいところで過ごす

というわけで沖縄のマンスリーマンションを予約してみました。ちょっといま仕事で調整中のものがあり、それ次第ではとりやめるかもしれませんが、問題なければ今月末から1ヶ月間、あっちに住んでリモートで仕事をしようと思います。


沖縄にしたのは、海外は今は仕事の関係で不便が多くなってしまうのと、調べてみたら国内では圧倒的に暖かそうだったからです。

5. Androidアプリをつくる

専門はあくまでiOSに置きつつ、趣味のアプリ/実験アプリをつくれる程度に *1 なっておきたい。


理由としては、審査なしでアプリをさくっと出せるという点が、ブログの一歩先のアウトプット先として向いているなぁというのと、Google Glassみたいに楽しそうなデバイスが出たときに、iOS SDKは最初はないとかAndroidのほうが簡単にいろいろ制御できるというケースがこれからちょくちょく出てきそうなので。

6. 一緒に仕事したい人と仕事をする

一緒に仕事したい人に自分から会いに行って売り込む、ということを昨年末あたりから始めていて、これをもっと形にしていきたい。


会ってもらうことはできて、いいですね、ぜひ一緒にやりましょう!からなかなか具体的にできていないのが現状。


もっと頭を絞り、自分にしか出せない価値や自分だから背負えるリスクといった武器を持って、相手が僕と「今」組む理由を明確に打ち出して動く必要がある。

まとめ

ここまで書いてみて、今年のテーマは「興味や好奇心をお金に変える」ための試行錯誤なんだなぁと。ひらたくいうと、「やりたいことだけやって食えるようになる」のが目標。


ただ、6以外はほぼ個人での小さい動きになってしまう(得られる実績のインパクトが小さい)ので、なんとしても6をうまく軌道に載せないと、未来はない、というか来年がない *2。がんばります。


*1:仕事でちゃんとしたものをつくろうとすると、やっぱりどんなものでも深く踏み込む必要があるものなので。

*2:食いっぱぐれるまではいかないけど、上昇スパイラルが下降スパイラルになっていくイメージ。